沙亜矢のMTFワールド(強制女性化妄想)

男性から女性への変身・憑依・入替りを題材とした小説を公開していきます。一部18禁の内容を含みますので、ご注意ください。

さまよう魂



目が覚める度に身体が変わってしまう。
今度はこの身体に入ったようだ。
それにしても女の身体だなんて…。

写真です♪

5日前、僕は車に轢かれた。
病院の一室で気がつき、すぐに全身に痛みを感じ、気を失った。
これで死んじゃうのか…。
そう思った。

次に目が覚めたときには路上生活者の老人になっていた。
僕は事情が分からず、ただ狼狽えていた。
周りの路上生活者にしたがい、支給される食べ物で空腹をしのいだ。
そしてその晩公園のベンチで眠った。

次に目が覚めたときは独り暮らしの大学生らしき男になっていた。
どうやら眠る度に僕の魂が違う身体に移っているようだ。
僕はすでに死んでしまって、成仏できずにさまよっているのだろうか。

それから中年のおじさんになったり、小学生になったり、いろんな身体になった。
そして再び病室に戻ってきた。

「心拍数が下がってます」
そんな声が聞こえた。
ついに死ぬんだ。
そう思い、僕はそのときを待った。


次に気がついたときに、この身体になったのだ。
初めての異性の身体…。

僕は鏡の前に立ち、服を脱いで全裸になった。
そして鏡に映った姿を見ながら、乳房に触れ、秘部に指を這わせた。
僕は取り憑かれたようにその部分を擦り、やがてイッてしまった。
(アァ、気持ちいい…。死ぬ前にちょっとはいい思いさせてくれるってことなのかな)
そんなことを考えながら、僕は眠ってしまった。
これで本当にあの世に逝くんだ。
そう思いながら…。


クシュン!

僕は寒気で目が覚めた。
全裸のまま眠ってしまったせいだ。

僕は周りを見た。
さっきまでいた部屋だ。
目の前の鏡に映っているのはさっきの女性だった。

それから3日が経った。
何度か眠ったが、身体が変わることはなかった。
どうやら僕はこの女性として人生をやり直すことになったということなんだろうか。

部屋を物色して、この女の名前が五十嵐華菜ということを知った。
しかしこの女が何をして生活しているのかさっぱり分からない。
明らかに裕福だが、どうしてお金を稼いでいるのか分からなかった。
訪ねてくる者もいなかった。


ピンポーン。

華菜になって、初めての訪問者だ。
僕は恐るおそるドアを開けた。

「華菜、久しぶりだな。急な海外出張のせいで連絡できなかったんだ」

そこに立っていたのは親父だった。
僕は言葉も出なかった。

「久しぶりなんだから余計なことせずやろうぜ」

僕は状況をできないまま、親父に押し倒された。
親父はこの身体の感じるところを熟知しているようだ。
親父によって気も狂わんばかりに快楽に溺れた。

「それじゃ、これ、今週分」

僕は差し出された茶封筒を受け取った。
そこには新札で25万円が入っていた。

華菜は親父の愛人で、親父からお金をもらっていたのだ。
僕はどう振る舞うか即座に決心した。

「ねえ、もう一回、いい?」
「珍しいな、華菜がそんなことを言うなんて」

僕は華菜として、親父の愛人として、生きていくしかない。
女として独りで生きていく自信なんてないから。

親父のペニスを感じながら、そんなことを考えていた。


《完》


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