沙亜矢のMTFワールド(強制女性化妄想)

男性から女性への変身・憑依・入替りを題材とした小説を公開していきます。一部18禁の内容を含みますので、ご注意ください。

代理デートの成果



「まだ分からない?僕だよ、僕。弟の拓郎だよ」
「ええ、嘘だろ?」
確かに梨那が丼に麺なんか食べるわけない、よな。
てっきり、俺の前ではリラックスして飾らないようになってくれてるって思ってたんだけど。
それにしても、目の前にいるのが拓郎と分かっても相変わらず梨那にしか見えない。
それくらい似てる。
いくら双子でも性別が違っていたから似てるとかそんなことを考えたこともなかったけど、やっぱり双子なんだ。
俺は妙なことに納得していた。

写真です♪

「で、何で梨那の恰好をしてんだ?」
「デート、ダブルブッキングしたらしいぜ。本命の方に梨那の奴が行って、そうでない方を任されたってわけさ」
「俺はそうでない方なのか…」
「今日だけじゃなく、これまでも僕が来てたんだよ。お前が全然気づかないから不憫になって、今日ネタばらししてやったんだ」
「えっ、マジ?まさか、キスしたときも?」
「ああ、あのときも僕だったよ。ていうかお前の相手はいつも僕だったんだ」

俺は男とつき合っていたのか。
しかもキスまでして喜んでいたなんて。
でもつき合ってから梨那のことをますます好きになっていたのは確かだ。
つまり梨那に化けた拓郎のことを好きになっていたのか。
今さら正体をバラされたって俺の気持ちは止められない。
ならば迷うことはない。

「拓郎、あらためて頼む。俺とつき合ってもらえないか?」

拓郎は驚いた顔をしたあと、嬉しそうに、そして恥ずかしそうに頷いた。


《完》


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